「正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり めでたくもなし。」
これは一休さんの歌ですね。
まことこの年になると冥土の旅の・・・の話はだんだんそう思えてくる。
あんまり若いころのようにおめでたくない。
もういくつ寝るとお正月じゃなく、あとお正月が何回来ると上がりかなという感じ。
「あけましておめでとう」の意味ですが、これも案外分かんない人いますね。
要するに無事に去年一年を終えましたね。おめでとうということ。
だから去年、家内に不幸があれば(なにごともなく)あけましておめでとうではない。
正月自体が目出たいというのでなく、年明けを無事にむかえられたのがめでたい。
だから迎春という。
つまりは去年一年の息災を感謝するのが正月です。
一年と言わず一か月でも一週間でも、一日でも無事に終えれば本当は「おめでとう!」ですね。
「あけましておめでとう」は一休さんの御歌とは矛盾はないと思うのです。