昔、高校生のころ通っていた新宿区四谷の真言宗のお寺。
「真成院」さん
きっかけは某密教教団に疑問を持ってお尋ねしたところ、厳しくも的確なるご意見を窺い、この方の言う通りなのだなと思ったこと。
下の御本を拝読したのが契機だった。
そのころはご住職の織田隆行大僧正は真言念誦の加持力で様々な病気を癒されていた。
真言はアビラウンケンだけ。
下が織田大僧正の御著書 高校時代これで念誦の修行に明け暮れしたものです。
なので多くの信者さんから慕われていたが・・・あるご信者さんが「もう世の中つくづく嫌になった。出家したいんです。先生、お願いします。」といわれたそうだ。
大僧正は「・・・・そういうけど、アンタ、どこも娑婆ですよ。」と答えたという。
僧侶になるとよくわかるが、残念ながら全くその通りだ。
もしも娑婆でない世界を求めるならわが心のうちに求めるのみだ。
ほかにどこにもない。
思い切って寺に入れば違うと思いきや、大本山や総本山はえてして・・・娑婆の最たるところであるかもしれない。