金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

天台烏薬

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去年うちに勉強に来られた他宗の御坊様から「天台烏薬」の苗を頂きました。
天台烏薬の葉は伝説では不老不死の霊薬として知られ、秦の始皇帝が3000人の少年少女と共に徐福という人に探させに行ったところ、和歌山県新宮市にたどり着き終に発見したのがこの木だと言います。
でも徐福さんが薬探しに出かけた話自体は「史記」にも出ている話らしい。
少年たちは徐福さんがたとえ運よくそういう薬を地の果てで見つけたとして、何年たっても誰かが生きて持って帰ってくるようにおともにつけられたようです。
でも新宮市には徐福のお墓と云うのがあるから帰国しなかったようですね。
案外近いのにね。徐福さんは日本が気に入ったのかもしれません。
或いはくたびれちゃったのかも。
さて「天台烏薬」は胃腸薬などとして知られ不老不死の薬と云うほどのことはないようですが最近の研究では活性酸素除去作用があるといわれています。
灯台下暗しで日本でなく中国の天台山の産物が効き目が強く評判がいいのでこの名前があります。
最近都合があって場所を動かしましたら、なんとうちの狐のコウちゃんが葉っぱ食べています!
やはり本能的に良いものだと判るのでしょう。
狐のコウちゃんはフェネックと云う最も小さいイヌ科の生き物です。
中東の生き物ですがこの子は日本生まれ。雑食性で食い意地が張っていて何でも食べます。早いとこなんとかしないとね。天台烏薬。