金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

ああ、地球最後の日

前回の話を受けてたとえばアマゾンの密林は世界のために必要です。物凄い量の二酸化炭素を吸収して地球の空気をクリーンにしています。だったら世界はそれの維持にお金を出すべきなのです。それでブラジルは食べていくのでいいのだと想う。ブラジルは欧米型の都市開発は必ずしもしないでもいいのです。欧米型の都市社会つまりニューヨークやパリや東京が方々至る頃にドシドシとできれば間違いなく地球はおしまいです。遠からず地球最後の日を迎えることとなるでしょう。
でも、開発途上国と云う国々は皆おしなべてそれを目指していますし、先進国はその理想をエサに取引していくわけです。
でも今、申しあげたそのようにジャングルはジャングルとして世界の役に立ちますし、サンゴ礁サンゴ礁としての役割があります。皆必要なのです。ですからその開発もしなくていいのです。否、してはならぬのです。
その昔、物々交換から成る経済ができてから、人は各々が家を建てたり、あるいは食べ物を取りに行く、衣類や履物を作ると云った生活に必要なすべてを一人でこなすことをしなくて済むようになりました。
世界が一つ都市だとすれば農業を専らとする国にもあっていいし、密林を擁する国も、漁業の国も必要です。いわば八百屋の国。建材店の国。精米店の国。家電販売店の国と云うのがあっていいのだと考えます。
そうやっていってこそ世界はやがて全部一つの完成された形となり、戦争はできなくなります。
もう全ての国が各々小さな百貨店のようになる必要はないのではありませんか。