でも、開発途上国と云う国々は皆おしなべてそれを目指していますし、先進国はその理想をエサに取引していくわけです。
その昔、物々交換から成る経済ができてから、人は各々が家を建てたり、あるいは食べ物を取りに行く、衣類や履物を作ると云った生活に必要なすべてを一人でこなすことをしなくて済むようになりました。
世界が一つ都市だとすれば農業を専らとする国にもあっていいし、密林を擁する国も、漁業の国も必要です。いわば八百屋の国。建材店の国。精米店の国。家電販売店の国と云うのがあっていいのだと考えます。
そうやっていってこそ世界はやがて全部一つの完成された形となり、戦争はできなくなります。
もう全ての国が各々小さな百貨店のようになる必要はないのではありませんか。