金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

スローな生き方を目指す大アジア連盟はいかが?

中国が大変なことになっています。急激な化学工業の展開で大気も水も汚染され癌の多発地帯が300か所以上。川などは現職に染まり、骨は変形し皮膚は爛れどんどん人が亡くなっているようです。
こう、いってはなんですが人が餓鬼絵巻の餓鬼みたいになっている。
第二次大戦のような大規模な武力の衝突はなくても現代は経済戦争の熾烈の戦いの中にどの国もが巻き込まれています。
アジアの一等国を自称する中国は欧米や日本に追いつけ追い越せでここまで来たのでしょうが、それにはもう満身創痍の様です。
中国はこのことに一刻も早く気がつかないともう取り返しがつきません。しかもこれは単に中国一国の問題ではないでしょう。
もう、川が化学物質で原色なのです。真っ赤な水や真黄色の水です。
広大なシナ大陸からこうした汚染された水が各国に流れ出たり、東シナ海に流れ込めばどうなるか?都市部では空気だって毒ガスみたいです。
考えるだにも恐ろしいことです。
餓鬼絵巻の餓鬼は貪りの果ての我々の姿なのです。妖怪や別な生き物ではないのです。

経済的には今は第二次大戦前夜と同じです。
欧米各国が植民地ならぬ経済的な利権をめぐってアジアで血眼の競争をしています。昔のように国土ではなく国の経済そのものをまるごと自分たちの利益へととりこみたいのです。
社会主義路線で経済面では大きく遅れていた中国はそれでも欧米やロシアの向こうを張って無理無理で今日までやってきたわけですね。最近では他のアジア各国もこれに拮抗しようと無理し出してますね。
もう実際は中国は社会主義なんかじゃないですね。
若い人が一日10トンの荷物を運ばされてもお風呂も入れない低賃金。
政府の偉い人に届けるお酒を割ってしまってハンマーで主人に殴られ、廃人のようになった若者。でも、それを訴えても警察も相手にしてくれません。
最近では中東で過激派にさらわれた少年たちが共産党幹部の敷地にある工場で足に鎖を着けられて強制労働させられていたのが報告されています。
そういうとんでもない世の中です。そこでは金がすべて。
日本に遊びに来る中国人はなにかというと皆、言うそうです。「オイお前、俺は金をもっているのだぞ!」と。
庶民階級がその犠牲になるのは今も大清帝国と変わらない。ただ皇帝ではなく書記長以下共産党幹部が朝廷にの代わりになっているのと同じことでしょう。最初は清朝より良かったのかもしれないが所詮政治は制度ではなく人がするものです。
この中国の姿を見てアジアは今度こそ本当に目覚めないないといけない。無論日本も含めてです。
他の国は中国の轍を踏んでは駄目です。
アジアが連携して血眼の経済発展ではなく、よりスローな無理のない生き方を支え合わないといけないと思うのです。
台湾、フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアベトナム、インド、スリランカバングラヂッシュ、ネパール、ブータン、モンゴルなど豊かな自然にはぐくまれたアジアの国々が連携して、父祖の生き方に学びながら地球をこれ以上壊さない生き方を世界に提唱し発信していくべき時代なのではないでしょうか?
先進国の仲間入りしている日本やシンガポール、韓国、香港も今こそ振り返ること、そしてアジアを支えることが必要です。
眠れる獅子と云われてきた中国。最悪、中国はこのままでは目覚めることなく眠ったまま死ぬこととなるでしょう。
鵜の真似をする烏は溺れる。鵜は鵜。カラスはカラスです。
中国よ。
そしてアジアよ。今こそ目覚めよ!
 アジアはアジア。決して遅れている西欧諸国モデルではないのです。
一般的に言われる「発展途上国」などと云う言い方にも問題があると思います。
アジアにしかできないこと。
アジアだからできることがあるはずではないのでしょうか?