金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

准胝法

最近難病の人が多いので別してそれらの方のために「准胝法」や「金剛夜叉法」を拝んでいます。
天台なら普賢延命だろうけど私はどうも「准胝仏母」が馴染みます。
ただし、天台では仏母であり、如来に数えます。真言でも広沢方ではそれらしい。
八大菩薩が眷属ですので相当なお方なんですね。
癌というのはもう何十年すると克服できるといいますが実に厄介な病気です。
昔は少なかったといいますが、それだけ人間の寿命が延びたんですね。
70才で古希、古来、稀な長生きとされていたくらいですから、色々な病なおしていって最後に出てくる自壊作用が「癌」なのかもしれません。最近は動物でも癌になる。これは長生きと対の病かも知れないです。
何かきっとそうなんではないかと思う。
昔の犬なんて6年くらいで死んでいる子が多かったものね。今は10年以上が普通。倍くらい生きています。だから癌になる犬も多い。
初期の癌は今までも拝んできました。今、治ってぴんぴんしている方も結構います。
でも高年齢になればなるほど正直難しいですね。癌だけでなく基礎体力の問題も考えないとないといけないですから。
いつまでも生きていてほしいのが家族の願いです。
人間にもほかの生き物と変わらず最期が来ると判っていてもそこは頭じゃないですからね。
体験的に初期の癌なら金剛夜叉明王真言が功徳をもらえます。
お年寄りになると癌を退治するよりまず、寿命を延ばすことが主になる。
なので准胝様を多く唱えるんです。
私の持っている准胝法は大咒1000遍、小咒3000遍念誦する次第ですので結構時間がかかります。
でもそういう患者さんのことを一人一人考えて念誦すると案外時間はすぐにたってしまいますね。
なおって欲しいですね。合掌。
准胝尊の真言は オン シャレイシュレイジュンテイ ソワカ
金剛夜叉明王は オン バサラ ヤキシャ ウン