金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

帰りたい龍神様

蒼竜院さんは寺院の名前は蒼竜なのに青い竜はいないんです。
かわりに金の倶利伽羅龍がいます、そこで緑の蒼龍タイプの倶利伽羅さんと交換しました。
本来は倶利伽羅は金でいいんだけどね。まあ。寺院名にのっとって・・・。
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上がその蒼竜さん。
そうして代わりに金龍様は拙寺に来たんですが・・・・どうもご不満の様子。
「蒼竜院に戻りたい!」とのこと。
なにせあちらでは準本尊クラスだったのがそうでなくなったのでご不満なのかも。
「どうしてそんなことわかるの?」という人もあるでしょう。

「知りたいですか?」

別に判るわけではないのです。凡僧の私に判るわけなどありません。

ただ龍神様を見たときに心にそういう感情を感じるのです。
それを言葉に翻訳すると・・・というやり方でをしてうそう思うだけ。
この段階は「どうやら・・・・らしい」程度のレヴェルです。
でもたぶんメッセージかもしれないとは思う。
そして次に現実になにが起きてくるかで判断するのです。
「だったらそれは根拠のないただの思い込みでは?」ときく方もいることでしょう。
当然!根拠のないただの思い込みです。いや、妄想ですね。
それ以外の何物でもない。
時々、何を勘違いしてか「霊感で判断してもらいたい」っていう電話もらうけど・・・・それって私には
「妄想で物言え」というのと同義です。
ここまで判ってて、「妄想」でみてくれというならみましょうとも。
みられる阿呆にみる阿呆です。
それ以外の何でもない。
見えない世界のことですもの。

それいうなら占いだって根拠のない思い込みですね。
そりゃ占いには方法論や大前提があるけど、そこに科学性はゼロです。
統計ですなんて言うのは大間違いです。騙されちゃいけませんよ。
統計には大前提に根拠が必要です。

たとえば掌にこうこういう筋がある人はどうのこうのなんて大前提を何を根拠に誰が決めて誰が統計とるのです?

「占いは科学だ」の「統計学です」という人間はバカかインチキ野郎といってはばかりません。(口悪いですけどここはあえてこういう言い方で強調したい)
そういうこと滔々と口にする人はそれだけでもう基本的に信じないことにしています。

でも今申し上げたことは占い以上にさらに根拠なんかないのです。
感じることだけ。
それを是とするか非とするかだけです。
こんなの誰でもやろうと思えばできるかもね?
ただ、あえてそこをふみきるほど頭がおかしくないのがマトモな方と私の違いです。


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さて、別に祟るとかじゃないのですけどご眷属としてはお不動様がメインのお寺でないとつまらないんでしょうね。
そこでこちらも旧に復して蒼竜院にお帰り頂く準備をしていました。
なにせご神意ですからね。
そうしたら地方の、これまた〇竜寺というお寺さんから倶利伽羅竜王を祈祷本尊として祀りたいのだけどいいお姿の御本尊がなくて…というのが偶然…これ私的にはさっき申し上げた「次に現実に起きてくること」です。偶然とは思えないのですが、そういう質問というか依頼というか・ともかくそういうのがありました。
かと思えばお弟子さんでどうもここ最近、倶利伽羅竜が気になってという人も・・・
なぜかというと、拝んでいると蝋燭が流れて倶利伽羅さんみたいになるのだそうです。
倶利伽羅に限らず竜神さんが来るとそんな風に蝋燭が流れて蛇体になるのは多いのだけど。(来ているというサインであって、だからといって別に何か特別なことはないのが普通です)
そういうの膨らまして解釈しないのが大事です。

           ※こちらは拙寺の倶利伽羅竜王
馬頭観音の八大竜王にも儀軌にその名前が見られ、当院においては九頭龍王(ヴァースキ竜王)とともに馬頭観音を支える竜王様でもあります。
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まあ、気に入るかどうだかわからないけどうちに一体お像がありますから、よろしいならお譲りしましょうか?とお寺さんには返事しました。
でも蒼竜院さんに聞いてみないと・・・ということで、お譲りしてもいいですということでしたが、とにもかくにも急遽、金龍様は蒼竜院さんにいったんお帰りになることに。
その上でのお寺さんとのお話にすることにしました。
こちらからはとりあえず上の二枚の写真を送ることに。

果たして龍神様はどこかに行きたいのかしら。
蒼竜院にもどりたいだけかな?
龍神様がそこのお寺に行きたいなら御住職も写真を気に入るはずだと思っています。縁とはそういうもの。
地方のお寺さんで祈祷本尊としてトコトン頑張るのもいいかもね。
ねえ。金龍様。

その後いろいろやり取り合って金龍様はもとの蒼竜院に戻って祀られることになりました。