星祭のあるこの時期は寝ても覚めても星の御祈祷です。
「星なんて何光年ものかなたにあるとんでもなく巨大な火の玉でしょ。そんなもの拝んでどうすんの?」
「たとえ、宗教的に考えても幼稚な迷信でしかない。」
そう思う人もいるだろうけど私たちが拝む星って実は私たちの中にある星なんです。
決して宇宙のかなたのただの火の玉じゃないんですね。
占星術においては「星」に託された人のあらゆる思いがそこにあります。
だから星を紐解くことは人を紐解くことと同じ。それが占星術の言う星でしょう。
例えばアマテラスオオミカミは太陽の神様。でもあくまで地球における太陽の神様です。一番太陽に近い水星は灼熱地獄。そんなところで宇宙服来て拝んだって太陽の神様なんて心に出てきっこない。
だから私たちの拝む星は宇宙にあるんじゃない。私たちの内側にあるんですね。
つまり、心の星です。
其れなのに占星術では天体の運行で運勢を見ているのはなぜ?
占星術の根拠はそういう心の星と天体はリンクしているという前提から出てくるのです。
つまり、人間は小宇宙でホロンの関係にあるんですね。