金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

摩利支天様の不思議

摩利支天様は本尊ではないし、特にお札は出していません。交通安全や旅行のお守りは出していますけど…。でも最近摩利支天がらみの話が多い。お祀りしたいとか、伝授とか・・・。
効験が早いのは諸天随一ですね。やはり太陽光線の神様だからかしら。
 

この間、悪魔祓いしてあげた霊能者の人。
「先生。変なこと聞いていいですか…」
「?」
「ここのお寺、摩利支天さんてあります?」と聞かれました。
「あるよ。なんで?」
「どういうお姿なのですか?」というので普段は閉めてあるのだけど直接見せた。
三面六臂の猪にまたがった大忿怒のお姿です。

そうしたら「ああ、これだわ!! ヘ~え…不思議、不思議・・・」とさかんにいうんです。
それでその訳を聞いたら。この人、霊能力があるので持って帰った悪魔退散のお札から摩利支天らしい神様が出てくるのが見えのだそうです。
それが働いてくれているらしいというのです。

この間も青面金剛の祈祷しているうちの弟子に「くくり猿が見えますけど…青面さん拝んでます?」と聞いたそうです。「あの人霊能者ですか?」といっていた。言われた側も実はかなりのサイキックなのでピンと来るらしい。
こういう人たちって会話とは別回線でも通じているので普通とはまた違ってわかりやすいらしい。
ま、民間の陰陽師の末裔ですがこの人、霊視型なんです。
元々お家柄でお婆様が術やっていた人ですが、ご本人もかなり活躍中らしい。
 
だから摩利支天が見える。

それでそういう質問になったというわけらしいのです。
出てきたお姿というのはそっくりこの尊像のままらしい。
御札は飯縄様でしたけど、摩利支天は飯縄様の七体変化の一人なので御働きがあったのでしょう。
面白いですね。
フ~ン、飯縄様のままというよりやはり魔除けには摩利支天か…と思いました。飯縄さんもかなりなんですけどね。
縁にもよるのかも。
七体変化とは大日如来、勝軍地蔵、不動明王、宇賀弁財天、摩利支天、三宝荒神に本体で七つ、あるいは荼枳尼天もいれるケースもある。
好きな御本尊なので千座目指して700座でオヤジが亡くなったので頓挫しましたが・・・またどこかでやらないといけないね。

あ、摩利支天の御札ですか?

摩利支天様の御札を拝んで欲しい人は横浜の蒼竜院さんにどうぞ。
うちは摩利支天としては御札おいてませんので・・・。

下の写真はその摩利支天様じゃなくて拙寺にある別なお像ですが、本体は1、2センチ位の小さいものです。摩利支天様のお像は携帯したからね。小さいのが多かったわけです。この話のお像はこれに比べればずっと大きいのですが。
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今日、明日と東北で仕事です。
さてそろそろ用意しようっと。