奥の院は正面に火伏の龍と飯縄様の種字バン字が掲げてあります。
今回はお手伝いがほかに二人。二人とも飯縄様大好き人間
聖天壇で如法供、飯縄壇で本尊供、他に護摩も焚くので準備はそこそこ大変。それを三時間もかけずにしないと日程がこなせません。
こちらの飯縄様は護摩堂に奉安して修行をお守りいただきます。
他に戸隠山開山学問行者様もこちらに奉安、お護摩ののち開眼しました。
小さいお厨子ですが眷属天狗を従え、奥にいらっしゃるのが学問行者様です。
「岩戸開きなのか・・・雰囲気変わりましたね。なんとなく、にぎやかな感じという感想の声も。別にお仏像は増えてないけど・・・
最近行する人が増えて飯縄様もおよろこびになっているようですね。
護摩の最中、お囃子のような幻聴も聞こえて・・・はじめモバイルフォンの着信音かと思っていたけど・・・。という複数の話。
帰りには初めて荒安の飯縄の里宮に。正式名称が「皇足穂命神社」なので「飯縄神社」で探しても今まではなかなかわからなかったのです。
ここが事実上、全国飯縄様の総本宮。
社殿の横は広く。どういうわけか天狗様が遊ぶ庭になる広場がある。
これはしばしば天狗が眷属の御社寺のひとつの特徴のようです。
金毘羅大権現を祀る阿波池田の箸蔵寺もそうです。
今までは大座法師池のお宮と山上の奥宮しか知らず、30年も飯縄に通いながら初めて飯縄様の御本宮にお参りが叶って、飯縄様の「岩戸開き」のお言葉通り私なりの岩戸開きができました。合掌。