金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

他の人の霊感を認めないのですか?


今日は師匠のお寺大福生寺にお札を取りに行きました。
私もいまもって大福生寺の信者です。
現住の白戸秀憲住職は私の山門の方の師に当たります。

そこで出た世間話。「自称霊能者の信者というのは困るね」というお話。

そりゃそうですね。勝手にお告げだの霊的判断だのされたら寺院の中枢はどこにあるのかわからなくなります。
少しでもそういう話を受けて聞いてやるとだんだん図に乗って差し出がましいことを言う。
そういう兆しは即座に叩き潰さないとダメです。

実際、そうやって霊能者と称する人を寺院でのばなしにしてメチャクチャになったお寺も知っています。
そういうのが一人ならまだしも何人もいて判断を勝手に連発し、それを支持する信者をかかえて寺院内で対立しもう手が付けられなくなった例がある。
住職は霊感について知識がなく、霊能者は皆が皆同じこと言うと思っていたんでしょう。医者だって所見は一人一人違うことはある。
まして主観が100パーセントの世界です。
放置しておいたらどうなるか。めちゃくちゃになるのは当然です。

「ご本尊が先生にこう言えと言っています」なんて来るけど、本当にそうなら夢のお告げでもなんでもダイレクトに住職に来るはず。
人を介して物言えばどうなるか本尊が一番知っています。だからそういうのはすべて無視。
自分に霊感が全くない御住職ならなおのことそうすべきです。

極めてバカな奴はそういう人間を祈願寺が待ち望んでいて歓迎すると思い込んでいるんだね。
うかうかそんな奴の言うこと聞いてたら誰が住職だかわからなくなる。
中にはどこの誰だか知らないけど「先生を助けに行くように神様から言われて来ました。どういうことだか先生にはわかりますよね。」なんて電話かけてくるバカもいる。
「知りません。あなた誰ですか?くだらないいたずら電話はやめなさい。」といいました。
おとといきやがれ。
まあ現在そういうバカな信者はうちにもいないと思いますが、万が一いたら見つけ次第追放します。
最初から「私は霊感があるんです」とかいう前提ありきの講員志望者も全てお断り、門前払いです。(霊感あってもいいけど能力者として認めてくださいとか、振りかざす人は駄目。シロウトの自覚が必要です)

自分の判断で何々の霊障なんですというの同類ですので、結果的にそれがあっていてもその判断を自分で持ってくるのが気に入らないから門前払いです。
例えば医者にいって「私、癌なので切ってください」と言われ、調べもしないで「はいはい癌ですね。」と手術する医者がいますか?

「では、先生は他の人の霊感は認めないというのですか?」と聞いた人もいたけど、「はいそうです。当然認めません!」
少なくともこの道場ではそうです。それが不満な人は即座に退会してください。

勿論、そういう能力のある人はいるでしょうね。
比べるに私なんかは霊能者のレヴェルではないですからね。問題外です。
世間には優れた霊能者はいくらでもいる。
でもそれを認めたところで採用はしません。
ではなぜ認めないのか?

答えは簡単です。当方が責任が取れませんから・・・
重要なのはここです。

もし、医者が自分の所見を捨てて一々よその医者の口出しした所見で処方していたらどうなる?
そんな医院は閉めてしまったほうがましでしょう。