金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

「博士の異常な愛情」


きのう、なんだか門のところにあると思ったら詫び状とらしきものそえたお菓子が置いてありました。なんでだかわかりません。
失礼があったので詫びたいとあり、℡番号が書いてあったのでかけたけど誰も出ない。
名前もあるけど全然知らない人。
だから何をどう詫びたいのかわからないのですが・・・

以前にもお詫びしたいけど…という電話があったけど名前も言わない。何を詫びたいのかも言わない・・・これじゃ詫びにならないよね。
よほど気になるのか二度電話が来た。兎に角「なんだか知らないけど許しますので気にしないで」といっておいた。
これらの方々がそれぞれ何をどう感じて何を詫びたいのかさっぱりわかりません。
こういうお詫びは勿論めったにないけどそれでもあるにはあるんです。

なかには住所も名前もなく手紙で「お願いです。私にもう狐さんを送らないでください。私が悪かったんです。本当にお詫びします。」なんてのもきた。
「なんじゃ?これ」
こっちが驚くので辞めて欲しい・・・

第一私にそんな力はなんにもないし、狐さんたちもそんなことで一々動いたりしません。
私もそんなに暇じゃないし、狐さんたちは私の家来ではない。

だから安心して悪口でもなんでもご自由にどうぞ。

これってよく職場なんかであの先輩が念を送るとか、生霊送るんですという訴えを聞きますが、、、そういう手合いですね。

だいぶ昔、うちの信者さん同士で「××さんが生霊送ってくるんです。なんとかしていただきたいんです。」というのが来た。
ちょっとしたいざこざがあったらしいんです。
「そんなことないから…」となだめていると
なんと今度は当の相手からも「あのう・・・祭壇のところに○○さんが現れて私を睨むんです」という報告。(笑)

昔、スタンリー。キューブリック監督の「博士の異常な愛情
という映画がありました。

冷戦時代の米ソが腹の探り合いの結果。お互いが攻撃されたと勘違いして原水爆ミサイルを撃ち合い、地上が滅んでしまう映画。これなんかそんな感じですね。

ほとほと思い込みの激しい人には困ります。