映画ダウントンアビーをみました。
20世紀初め、時代の変化に揺れ動く英国貴族の御屋敷ダウントンアビーを中心に展開する物語。
この映画、本当はテレビシリーズを見てからの方がいいですね。
逆に映画見て関心持ったらテレビシリーズのビデオ借りてみてもいいでしょう。
その後のダウントンファミリー・グランサム伯爵家のおはなし。
今回は王様夫妻が屋敷にお泊りになるということで大さわぎ。
さまざまな人間模様が展開します。
誰かひとりでなく皆にそれぞれの問題がつきつけられる。
横暴な王様の従者にあらがう伯爵家の従者たち。
現れた秘密を抱えた親せき。
そして秘密を分かち合う人々。
いろいろです。
でも一見困ったそうした問題が彼ら自身の個性であり、時の中で形成された彼ら自身であるとこの映画は教えてくれる。
そして人はそうしたものだと。
そう、人は美点の部分だけでできてるわけじゃない。勿論欠点の部分だけでもない。
そしてそれは切り分けられるもんじゃない。相互に微妙に関係しあって一人の人間ができている。
だから人を愛するということはまるごと受け入れるほかないんだね。
そんなことを思い出させてくれる。
物語の最期のほうでヴァイオレット伯爵夫人が伯爵家の長女メアリーに語る言葉は心にしみてこの映画を見た満足感がひろがりました。
スターウォーズやアナと雪の女王をみたけど・・・なんか満足できないなというかたに地味だけど大人のこの映画をどうぞ。