金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

お坊さんとしての学び

祈祷をもっぱらにすると言っても・・・

お坊さんを目指す以上、ただ拝んでおればいいというものでもなく、法義の練習も必要です。

これをしておかないとお坊さんらしくならないんです。

というより僧として通用しない。

民間の祈祷師などと袈裟や衣着ている以外に区別がなくなる。

拝むという点だけなら民間祈祷師でもいいのですが・・・坊さんになってる以上は坊さんのことは一応しないとね。

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で、今日はお弟子さん集めて法華懺法講の練習をしました。

感謝祭には導師以外は新人のお坊さんだけでその法要をします。

声明のほか、差定の話や入堂の話、立ち振る舞いの威儀や散華を巻き、鉢を打ったり鐃をうち、木魚をたたくなど。

この辺が全然だと結局拝み屋さん特別つかなくなるので、もっとも本式には講習会にいかないといけませんが今年はコロナで中止でした。

こういうことは小僧時代に学ぶものですがなかなか教える機会がない。

私なんかの指導よりもなるべく本山での学ぶ機会に参加して欲しいものです。

お坊さん目指すと大体普通は行儀見習いみたいのがすごく長い。

法要に出るどころか人前で法衣も着る機会は滅多ありません。

したがって法要まで参加するというのは一応もう僧侶と言う扱いです。

だからこういうのは知らないといけません。