理趣分を学びたいという問い合わせをちょくちょくいただきます。
或いは「読んでは駄目ですか?」という質問を頂戴しますが、当院ではお得度した方のみに伝授しています。
それも礼拝行、護身法伝授、准胝独部法、准胝三七法までやった方に初めて伝授しております。ここまでは在家でも許可しています。(講員様限定)
理趣分は順教師以上(僧籍がある人)でないといけません。
理趣分作法は縁によってお坊様、神官、伝承系の呪術師に伝授することはいたしますが在家の皆さまにはお授けしていません。
なお、神官、陰陽師の様な方は仏教のほかですので、護身法から准胝独部法まで同じようにして学んでいただいてから伝授いたしております。
経本自体は簡単に手に入りますが、私は師伝によりこれは伝授するもの。それもかなり霊験顕著で、とりわけ決しておろそかに扱ってはならないお経と聞いていますので当院内におきましても伝授無しに読む人はありません。
ただし、これはあくまで師と拙寺の考え方に過ぎません。
したがって講員外のかたが読誦するのはもちろん個人の自由であずかりしらぬところです。
読むなと言っているわけではありません。読みたきゃ自由です。
他人様がなさることに一々口出ししない主義ですから。
ただ私どもにおいてはそのように心得ております。