久しぶりに霊狐さんに今のコロナの状況を訊ねてみた。
霊狐さんは「卵を産んだな…」と言う。
瘴鬼は今や地上にはすっかり巣を作り増えているようだ。
白い靄のようなベールのような巣を作り、そこに大きな大きなナマコのようにわだかまっているらしい。
鬼と言っても鬼の姿ではなくもやもやした帯状の存在。
「これからどうなりますか?」
「ウジャウジャ生まれてくる次の世代の瘴鬼はさらに地上に順応するだろうからその前に退治できないともっともっと面倒なことになりかねないな。…まあこういうことは未曽有のことでもないが・・・・。」
霊狐さんたちは「一応自分たちのやるべきことはやった。今は成り行き次第だ」という。今は静観しているようだ。
そして「そうさな。我らはお上(神々)の手足にすぎぬ故、お上(神々)が何をしようと考えているのかまでは預かり知らぬが、・・・・まあこれをこのまま放っておくわけでもないと思うぞ。」といわれた。