先ほどの電話
「荼枳尼さんや飯縄さんがとりついているので困っている」と言う電話の女性。
話聞いたら前世は密教やら神道やらやって今は霊感あるとか。
「飯縄様の正眷属はそんなことしませんよ。」
まあ、霊能者なんかの使う用語はさまざまだからイヅナといえば「悪霊の一種」と言う意味で使う人もいるでしょうけどね。
「そもそもあなたはなぜそう思うですか?」と聞いたら自分でもわかるし、いろいろな先生に口をそろえて言われたとのこと。
「だから何?」といいたくなる。
じゃあその先生にとってもらえば?
・・・匙なげられたとのこと。
「悪いけどわたしはよその先生の続きなんかはしないですよ。私が扱う場合は全部リセットです。」
でも「私だって密教や陰陽道少しやってるし、前世でも何回も輪廻転生して密教や修験道の修行やってるんです!」だから「わかるんだ」といいはる。
「へえ、前世でそれだけ修行して、いまだにそんなものに苦しめられてるんですか。余ほどロクな修行しなかったんだね。」
「前世だけでなくこの世でもいろいろやったんです。勉強しました。」
「あなたみたいなのは勉強しない方がまだましだ。生兵法大けがのもとだわ。
私に言わせれば間違った知識の塊でシロウト以下だ。
大体信仰はあるんですか?」
「○○教です、あんまり最近、熱心じゃないけど」
「じゃあそこ行きなさいな。」
「とれないんです。」
「じゃあやめちゃいなさいな。」
「・・・・先生のとこは外部の人は修行させてくれないんですか?」
「させません。」
「なぜ?」
「あんた、密教って秘密の教えでしょ。だからそういう機根でないと教えない。
だから講員さんでも誰でも頼まれればお弟子にしてるわけじゃないですよ。
あなたの場合は講員にもしない。よそに在籍している人はダメです。違う教えだもの。」
そしたら厳しく言ったせいか今度は「私はどうも年配の方には嫌われるんです・・・」だといいだした。なにをいいやがる!
「あんただって聞けば60歳近いのに何が年配の人には嫌われるだ!若いつもりかね」といっておいた。
「どうしたらいいのかわからない・・・」というので
「ではどうしたらいいのかいいましょうか。
あなたは対人恐怖で怒りや恐怖がいっぱいだと言っていたよね。それは実はその延長の幻覚でしかない。幻覚じゃなくても自分が呼んでいるんだ。
霊障には霊がもとではなく、実は心の病から出たものも多い。精神医療の病院に行きなさい。
心が変わればすべてが変わります。仏教はもともとそういう教えです。
同じことを何度も言うのは嫌いなのでもう二度と同じ電話はしないように。いいですね。」
切ろうとしたら
「あ、待って!最後に先生の荼吉尼天の御本買えば色々判りますか?」
こういう状態で読めば迷いをふかめるだけだ。
「買ってもおそらくあなたは理解できないだろうから買わないでいい。
お金もったいないし」
ヒドイですか?
私、自分では十分すぎるほど親切にしてるつもりですが・・・