荼吉尼天のお役 2 ただ誠心の厚薄に任す - 金翅鳥院のブログ
羽田先生のブログの上記の記事から引用。
「では、どうすれば真の勧請になるのかか?
それはただ、誠心の厚薄に任すと荼枳尼祭文にある通りだ。
ほかに秘訣も秘法もない。」
この記事の『誠心』とは何か。それは人によって様々だが、私は感謝の心だと思っている。
お稲荷さんのお代として活躍された、霊能者、砂澤たまゑ先生は
「神様にも好き嫌いはあります。素直でない人、感謝のできない人、欲の強い人、信じない人にはそっぽを向いてしまわれます。はっきり嫌いだとおっしゃいます」(『霊能一代』より)
「逆に素直で神様のおっしゃることよく聞く人、感謝の心を持っている人は好かれます。そういう人には神様がつかれます。神様がつかれるといいほうへ、いいほうへと人生が向かうようになります」(『霊能一代』より)
お二人の先生がおっしゃられることは荼枳尼天さんやお稲荷さんだけではなく、あらゆる神仏に通じることだと思う。
私たちは常に不平不満が多く、なかなか感謝の心を深めることができない。自然と感謝の心がわく人はよほど前世で功徳を積んだ人である。
そう。これを養い、深めることが本当の修行なのだ。
その第一歩としては、日々、つい当たり前だと思っていることの中に、神仏のご加護を感じとり、そこに感謝することである。