西陣聖天様では聖天様の御本地は「千手様」
これは木喰上人 以空上人の伝ではそうらしい。
四国の聖天様として有名な八栗寺もたしかそうかな。
普通は十一面様ですね。
天台はもっぱらそっちです。千手はいまのとこきいたことないです。
うちで得度したけど西陣様の篤信者さんでもあるÝさんは本地仏として千手様をお祀りしています。
私が見つけてきて西陣の谷田住職がご開眼された。
どっちが正しい?と聞かれたこともあるけど別にどっちも正しいでしょう。
水歓喜天では観音様のご真言は千手真言になっている。
でも沐浴するのは十一面様ですね。千手様の伝は知らない。あるのかな。
大森先生の話では実はそれは千手観音ではなく金剛法菩薩の真言ということで唱えるらしいですけど。
なんでもかんでも何かひとつだけ正しいものを選ばなきゃいけないというのは学校教育の弊害かも。それってアホやね。
世の中にはどちらでもなることも多いのにね。
因みにチベットでは十一面様と千手様の明確な区別はないみたいです。
そんな話を聞きました。
なるほど・・・実際に千手観音はほぼ必ず十一面あるし、八臂以下の十一面さんは見ないね。
それに比べ日本ではあまり拝まれない不空羂索や忿怒尊の馬頭観音はチベット仏教では良く知られている観音様です。