これは滅罪会に参加の人向けの内容です。
まずこの懺悔の行を修めるということは、自分だけではなく現世から過去七世にわたっての父母並びに怨親縁者にその功徳を回向をすることになります。
父母はご先祖の代表です。
当然そこからも功徳は波及していきます。
それらの多くの方々の代表として今自分が懺悔するのだという意識が大切ですね。
ただし全部を自分一人で背負う必要はありません。
懺悔して仏様にお任せするのです。
身軽になるのです。
また、罪悪感がある人は、自分には何もできない、役に立てないと言う感情を持っていることがあります。
しかし私たちが行う懺悔は多くの方々にその功徳を及ぼすのだということを意識してください。
それは静かな水面の真ん中に石を一つ落とすと、その波紋は広がっていくようなものです。
さて懺悔の秘訣ですが、大切なのは懺悔する時に長い文章にしないということです。
○○のこと
○○のこと
というように項目をできるだけ短い言葉にするのが秘訣です。
あと同じことが何回出てきても構いません。
閻魔像 谷中 長久院