金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

加持人型の不思議

こんなお便りがきました。

「羽田先生こんにちは。○○です。

先生、娘のことなのですが、最近虹🌈のようなものがよく見えると言っており、次の定期検診受診まで二ヶ月ほどあるので、心配しておりましたところ、(先日お話しいたしました通り)案の定発作が起きてしまいました。

先生に毎月病気平癒の祈願をしていただいて、ずっとおさまっておりましたので大変驚きました。

 

さて、昨日、ご恵送いただいた今月のお札が届きまして、娘の枕の下(枕カバーの中)に入れている人型を今月のに替えようとしましたら、なんと、無いのです!
5月の人型が消えてるのです!
妻が枕カバーを2度ほど洗濯したそうですが、全く記憶にないそうです。もちろんうっかり洗濯してしまったわけじゃありません。

驚きです!
忽然と消えてしまったのです。

いつからかわかりませんが5月中人型無く過ごしていたのですから、最近虹がみえるようになったとか、睡眠時に発作が起きたのは、これによるのかなと鳥肌がたつ思いでした。人型が娘の病気を抑えてくれてたんだな…と人型に手を合わせ感謝すること頻りでした。

先生ありがとうございました。
今後もよろしくご指導ください。合掌。」

 

人型を使った呪術は「厭魅」といわれます。

金剛寿命陀羅尼経にも「厭魅 呪詛 悪形 羅刹 鬼神の怖れなく・・・」と出てきます。これはおおむね悪い方の言い方ですが、よいことに使えば神道の大祓いの人型とかこの加持人型のようなものになります。

四国の大西師匠から伝えられている我が一門の秘事ですが一番最初に教えます。

簡単であっても良く効いて法験を見るので初心の行者でも自信を持てるからです。

ただし不動尊華水供までやって九字が切れないと人型は作れません。これは書き九字なのです。

 わたしの師匠は特にこれを拝まないでも書くだけで出していましたが、拝まないのではなく、書くこと自体が祈祷なのです。