金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

御利益の早い摩利支天

大きな祈願・大願成就は聖天さまが定評がありますが、一方で摩利支天さんのお寺に行くと大概が極めて「霊験顕著」とうたってあります。

実際に諸天神の中で最も利迅なのが摩利支天様だと感じます。

私のお寺の初代総代だった画家であり皮革工芸の芸術家・林天朗先生は一種の霊覚者で、あるお寺に宿泊したら、夜間離れの天堂からすさまじい気が感じられる。

この感覚は聖天様に違いない。

それもきっとすごく荒い聖天さんだろうと思ってお寺の人に聞いたら、さにあらず摩利支天尊だったという話があります。

 

ある方からのメールで数年前にさせて頂いた私の「仏教来談法」への御礼と蒼龍院の摩利支天のお話がありました。

 

「会社の人間関係で困った際には蒼龍院の脇先生にご相談をし、摩利支天様に御祈祷と決まった2日後に問題の本人が自ら休職願いを出し、その後退職致しました。
(その方一人のために)職場全体が困っていたものですから、おかげ様で職場全員が喜びました次第です。周りは《なぜいきなり休職!?昨日普通に帰ったよね!?けどこれで安泰だ!》という感じでしたが、私は《え?え!?もう!?》と大変心底驚き心臓がバクバクした事を昨日の事のように覚えております。その日のお昼休みに脇先生へお電話でご報告したところ《ああ、そういう事もありますよ》とおっしゃり、月並みなお言葉で恐縮ですが本当にすごいなと思いました。
私だけではなく、職場全体がハッピーになる方法を摩利支天様はされたのだなと、誠に感慨深い思いに浸りました。」
 摩利支天というと戦神なのでとかく怨敵調伏と思いますが、神様らしいバランスの取れた働きをされます。祈る個人の恨みつらみのみに係わって相手を苦しめるだけの神様などありえないのです。
無益な戦を終らして人を救うのが戦神の役割です。
私も人の祈願はともかく個人的に急ぐときには摩利支天さんに祈ることもあります。
車の混雑を避けたり、話し中でつながらぬ電話をつなげたりもよくいたします。
私の場合はよく金剛猪の印というのを使います。
 走っている猪のイラスト | 無料フリーイラスト素材集【Frame illust】