世間では「くそ爺め、思い知れ。ザッマアミロ！」という声も多いだろうが・・・この事件は犯人を裁く以前に極めて高齢の人間にそのまま免許を与えたままで、厳重な審査もしていないという国のあり方にも大きな問題を感じます。
もっと厳しい審査があってしかるべきだ。
国の重職にあった人だから罪に問わないのかなどと言う意見もあったが果して五年の禁錮となった。
90歳の受刑者が生きて出てくるのはむずかしいだろうね。獄死でしょう。
哀れな末路が待つ身の受刑者ではあるが別にかばう気は毛頭ない。
五年の禁錮で遺族が満足できるかどうかわからないが司法としては世間が納得できる妥当なところを選んだのだろう。
私はこの事件を聞いてやり切れない思いもある一方で。正直に言えばこの老人を心底から悪人だと憎むという気持ちにもなりきれない。
本人は実際にアクセルとブレーキを踏みまちがえた感覚がもうないのかもしれないからだ。
そんなボケかけた老人を罪人として厳しく追及し、あらん限りの罵倒をして牢屋に放り込むことになる以前にしなくてはいけないことがあったように思う。
そう言う技量や判断能力の審査が正しく適正に行われていれば、あるいは御遺族の妻子は亡くならずに済んだかもしれないと思うとその方が残念だ。
