金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

猫の施餓鬼供養  善龍庵

 これは全ての生き物に言えると思います。

もちろん人間同士対人関係にも当てはまります。

相手をコントロールしようとすると抵抗されます。

だからこそお任せするということが大切なのです。

今回は猫ちゃんに学びましたね!

 

ここから頂いたメール

 


大森義成先生


お世話になっております。東京都の○○○○です。

9月の頭に猫の施餓鬼逆修供養をお願いしました。

初めはすぐに食べるようになると、自分の思い通りになると期待していました。
しかし、施餓鬼供養が結願してから、少しは食べるようになったものの、
ガリガリで長くないかなあと心配になりまして、色々餌のやり方を工夫したり、
毎日真言で撫でながらお加持したりとしておりました。

神仏に全く委ねられていないと思っていましたが、

「なんで野良猫出身にしては、なっつこい3歳ばかりの子が死ななきゃならないんだ。」
と自分の思いを手放せずガッチリ握っておりました。

ある日「食べないで死んじゃったら、もう撫でてもらえないんだよ。食べなきゃ撫でてあげないよ。」
と猫に言いました。「出来るだけの事はやった。もう自分ではどうしようもない。」と思い。
もう神さま仏さまに委ねるしかない心持ちになりました。

猫に言葉が通じたのか、私の心持ちが変わったからかは、分かりませんが、

ちょうど二週間前より、少ししか食べなかった猫の食欲が爆発し、
毎晩家に入ってきて、「ミャーミャー」と餌をねだって沢山食べるようになりました。

やはり施餓鬼供養の功徳は確実にあるんだ。自分の思い通りになるよりも、
神仏は想像をはるかに上回って、良い事をなしてくださるんだ、と感じました

施餓鬼供養をやっていただいたお蔭でまた猫が救われました。ありがとうございました。


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伏見稲荷の猫ちゃん

ゴロゴロしてるところです