弟子でもある教会主管のある行者さんが宗教活動と自分の稼業とがあるが、どうも稼業が忙しすぎる。時にろくに拝みもできないほど忙しい。
これは魔事、つまり魔性の障碍ではないのかというお話。
たしかに存海法師の著した「行者用心」にあにわかに異常に繁栄を見ることは魔性の障碍と書かれている。だがそれは寺社の話だ。
私的にはここの教会に聖天さんがいる。
まだ化他行までいかないが毎日熱心に祈っている。
聖天さんとしてはなんとか行者を喜ばして褒められたい。
だからドンドン御客を呼び込んでいるんだと思う。
それでは自分のお陰と知ってもらいたい。
いわゆる「どや顔」したい方なんですね、聖天さんは。
ちなみに魔障でない証拠にここ教会に老猫がいる。もともとうちにいた治平ちゃんの兄弟です。
病を得て獣医もさじを投げてはやこれまでだった。
もう後はやすらかに死ねればいい・・・と言うレベルだったが松江堂さんから冬虫夏草を取り寄せ、加行位であるが聖天尊で祈願することをすすめたら日ならずしてたちまち元気になり、獣医も治そうと見解を変えた。だから障碍のある家ではなく加護のある家です。
(高齢の動物は冬虫夏草でよくなる症状が多い もちろん人間もです)
そういう時は「ありがとうございます。聖天様。もう少しバランスよくお願します。」と言っておけばいいと思います。
それでも駄目なら十一面様に言うと覿面です。
聖天様はそういう無邪気な方です。
自分の拝む仏の性格をいかなるものかよく知っておく。それは祈願の大前提です。