金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

米国大物議員の「プーチン氏暗殺」発言に思う

米国大物議員の「プーチン氏暗殺」発言が問題になっているが・・・たしかに品の良いことではないが実際的だ。

前線では罪のないウクライナやロシアの若者が毎日のように戦って亡くなっている。民間人も子供も女性も死んでいる。動物保護施設さえも爆撃で破壊されたと聞く。

 

それもこれもプーチン氏の思惑のせいだとすれば「皆の代わりにこの人物だけが死ねばすむのでは。」という発想は極めて当たり前でまともだと思う。

私は自己の存念を偽るのは嫌いだ。

正直、私もそう思う。

はっきり言うが心からそう思う。

 

私は同様に第二次大戦下で失敗したドイツ人将校によるヒトラー暗殺作戦。

「ワルキューレ作戦」の失敗を心より残念に思う。

これが成功すればどれだけの人が救われただろうか。

古い言い方をすれば「一殺多生」だ。

私は一人の命も千人、万人の命も同じなのだとは考えない。

まして多くの人命を犠牲にする極悪人と善良な人の命も同じであるとも考えない。

 

ゼレンスキー大統領に対してははすでに3度の暗殺が実行未遂であるという。

もしプーチン暗殺が成功すれば私においては心晴れ晴れと喜びこそすれ残念とか悲しみなどはありえない。

ただ、私自身はプーチン氏が考えを変えてくれることが一番望ましいとは思っている。

プーチン氏の命を惜しむからではない。暗殺はさらなる別な火種となるという懸念もあるからだ。

ただ彼の絶望的な心変わりを待つ間にも多くの人が時々刻々殺されていくのも紛れもなき事実だ。