昨日あるお坊さんが見えていろいろ行をするがどうもやり切った感じがしないという。
かなり熱心な方で滅罪寺院のご住職ですが弁才天1000座を目指している。
最終的には浴酒がしたという。
でもこれでいいのかな‥という風に思っていらっしゃる。
「私も行といっても大した行をした人間ではないのでこんな事をいうのは生意気ですが・・・行はやり切った感じがしないのでいいのだと思います。」と申し上げておいた。
実際、私自身今までいろいろやってきたがやり切った感じはしていない。
料理だろうが、演劇だろうが、武道だろうが、絵画だろうがどこまでいっても「まだまだ」というのがプロだ。
思うに何にせよ。「私はやりきったんだあ!」はまずもってまことにその道に生きる人の言うことではあるまい。