金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

暴力で押し付けた約束など約束に非ず

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ロシアの要求に一抹の正当性もないが。武装解除は絶対に譲らず、中立やNATO加盟は譲歩して戦争をやめたらいい。

武装解除は無条件降伏に等しい。

ロシアとしてもホンネは戦争を早く終えたいだろう。

ここで終わってもウクライナの頑強な抵抗に大国ロシアの威信はもうすでに丸つぶれだ。

その意味では形で負けてもウクライナに勝ち戦の要素がないでもない。

ましてや、このままウクライナを攻め滅ぼせば、悪くなるのはロシアの立場だ。

キエフが落ちてもウクライナ国民の士気は高く、ロシアには世界の敵意を集めながら戦うゲリラ戦が延々と続くだろう。

アメリカにおけるベトナム戦争とおなじようなことになる。

大きな誤算だ。

これは極東でいえば、仮に韓国が中国と軍事同盟を結べば、わが国が危険だと攻め込むというのに等しい馬鹿らしさだ。ありえない。

だが今後もロシアへの制裁は続くだろう。

世界の多くの国がロシアを本気で危険な国だと認識してしまったからだ。

少なくともロシア離れは進む。

そうすればやがて弱体化する。

そうしたらそんな取り決めはさっさとホゴにしてしまえばいい。

所詮暴力で押し付けた約束など約束ではない。