日本でも有数の力るお守りと思うのが吉野金峰山寺の「五岳神鏡」
そもそも金峯山修験本宗を開かれた霊覚者 初代・五條覺澄管長が霊感を受けて頒布をこころざし作成したもの。
五岳とは中国の霊山 東岳・泰山(たいざん)(山東省)、南岳・衡山(こうざん)(湖南省)、西岳・華山(陝西(せんせい)省)、北岳・恒山(こうざん)(山西省)、中岳・嵩山(すうざん)(河南省)をさす。
どちらかというと道教の聖地である。
道教的なものは修験道では元から得意とするところだ。排除する理由はない。
ちなみに仏教の中国四大霊山は以下のよう。
このうち普陀山は浙江省沿岸の島で日本人入唐僧侶の恵萼が開いた霊場という。
今回の地鎮祭のお施主様は五黄土星の年の動土なのでということでこれを埋めてはどうでしょうか?という話。
良い考えだと思う。
本来はお守りだがそのようにして使っている人は少なくないと聞く。
昔から神への代表的奉納物は鏡、玉、剣だ。あるいは経文 陀羅尼である。
気学などでは神社や霊場の土を取れと言うが、私はむしろこれらをおさめてくる方法をとっている。
そもそも霊験は万事にわたるものであると思うが、私的にはまずいわゆる霊障などで苦しむ人が所持されるといいのではないだろうかと思う。
私の修行時代だが同輩の霊感の強い尼僧は金峯山寺にお参りして「なにかしら、ここにすごいものがあります!」といって、自然と手の舞うような動作が起きてきて、霊感のままに「五岳神鏡」を求めたことがあった。
彼女は鏡のことはもちろん知っていたわけではない。
不思議に導かれた結果だと思う。