ちょっと前までは「ドリフターズの喜劇」を大きな張り践でたたいてもはじめ多くの喜劇で人を叩く擬音効果がバシバシと迫力あるものだった。紙の張り扇でたたいても
鞭でうち据えるほどの効果音
実際にあんな音が出るほど殴れば大変です。
死んでしまうことも。
アメリカ漫画の「トムとジェリー」もそう、あんな猫がぺしゃんこになったり、ネズミが壁にぶつかってペラペラの紙の様になったりする表現は無条件に子供に見せてはいけないと思う。
小動物にそんな事すれば大変です。
わたしはむしろリアルな時代劇などで切られて苦しみながら死ぬ姿の方がみるほうが恐ろしいという意味でまだ為になるだろうと思うが、当時、刺激の強い番組は子供に見せないという世情はまるきり逆の傾向にあった。
私はそういう番組より登場するキャラクターが大きな金槌でたたかれてぺしゃんこになるような漫画の方がよろしくないと思う。暴力の痛みがわからず、それが爽快にすら思える表現だからだ。子供への悪影響は甚大だ。
今思えばドリフもトムとジェリーも嫌いじゃなかった。そういうのを見て育ったのだけどふりかえって考えればそういう毒はたっぷりあった。
むしろそういう毒を楽しんでいたといえよう。
時代背景もあるからいまあえて番組の非難はしないが、これからは子供が見る番組は特にもっと健全なものが増えること心より願いたい。
それこそが放送倫理というものだ。