羽田談
大森先生は嫌悪感のする相手を無理に祝福しようとすることは無理やりしなくていいと言われていますね。
どんな人を嫌ってはダメだ!という思いも強くなればその害が身心に及びます。
そんな無理はいりません。
むしろ好き嫌いはあって当たり前であると考えればいいでしょう。
ただ嫌いだからといって憎むのはいらないこと。
例えばトラや狼が町中に出没してたらどうでしょう。
好ましいとは言えません、
トラや狼も同じ命だからわかりあえるなどと言って不用意に近づくなら害を受けるでしょう。
だからトラや狼は山にいて里におりてこないならそれでいいのです。
仲良くしたほうがいいからとトラや狼をなでたりしようとするのは愚かなことでしょう。
嫌な人から害を受けないために距離を置いたり、場合によってはハッキリと拒絶するのもいいと思います。
ただそういう嫌いな人も顔を合わさずどこかで無難に生きてもらえばそれでいい。
そういういつわらざる想いは大事です。
世界の人の幸せを祈るとは言っても、実際会えば二度と会いたくないようやな奴もその中にはたくさんいるの当たり前。合わないから腹が立たないだけ。
それならすでに知っている人だって合わなきゃ同じです。
嫌なものは嫌でもいい。だけどあえて憎む必要はない。
好きも嫌いもそのままに一切衆生だ。