最近スーパーに行くと蝙蝠忌避スプレーというものが売っていて驚きだ。
コウモリは人間にとっての益獣なのに何故いじめるのだろう。
害虫は取ってもらいたいが、お前はどっかに失せろという矛盾だ。
何という傲慢だ。憎むべき傲慢さだ。
むかしはこんなものなかった。
商品を売るために憎むべき生き物をわざわざ作り出すのだ。
それが「顧客を創造していく」という商業主義のテーゼなのだろう。
この開発者に大いなる災いがあれとさえ思う。
そんなことを言うのは酷いと思う人もあるだろうが、「人でなし」の私にはあいにくいかなる抵抗もないし、反省の想いなど微塵もない。
自然にとって、そして地球にとっての最大かつ最悪の害獣は人間だという認識こそ大事だ。
これ以上害獣になるべきではない。それはやがて我々を滅ぼすだろう。
そこをおおいに考えるべきではないのか。
うちの境内には芋虫も毛虫も蛾もナメクジもいるが退治しようとしたことはない。
それを見るのが嫌いな信者さんがいても駆除など一切しない。
「気持ち悪いので駆除してほしい」という要請もあったが断った。
いやな人なら無理に来なければいい。それでお互いなにも問題はない。
大発生でもしない限りいるのが自然なことだからだ。
愚かな人間どもめ。
その考えこそ駆除すべきなのだ。
そのうちツバメ退散スプレーもできるだろう。