以前、死後の地獄について霊狐さんから聞いた話。
こまかいことはいわなかったが、そこには鬼も針の山もない。
人の死後は「他を顧みるに従う」のだという。
地獄に行くような人は他者を顧みる愛念がまるでない。
自分のエゴだけの人
ゆえにその空間も我が身より少しも出ない動きのとれぬ境涯にいる。それが地獄だという。
そこで何度でもおなじ場面がフィードバックされる。
これに対して他を思う念の強い人はそれだけ心が自由であり、広い空間を行き来できる。
十方の浄土も心に随って遊往し・・・・ということなのだろう。