知らない方から電話があって、やおら「聖天さまは本当は日本の古代○○族の神で○○のミコトなんです。シヴァ神はなんちゃらのミコトで・・・」という説明があった。
理解できないので話を遮ったら「あなたは本当のことを知ろうとしないのか!そんなことでいいのか!聖天様は天台密教だの真言密教だのというようなそんな狭い観点でとらえていてはダメなんだ!」と語気を強めて叱られました。
今回のお電話の趣旨を伺ったら、わざわざその真実を私に教えてくださるということでした。
でも「いりません」で切った。
ごめんなさいね。せっかく教えてくださろうというのに。正直、何の興味もないし、あなたのいわれる真実を理解するには私は知識も足らない。脳みそも足りませんので。
どうぞ、お許しあれ。
ついでに言うなら私の中の聖天様は学生時代から45年にわたってお仕え申し上げたお方。四半世紀以上の浴油をさせていただいているお方、どんなえらい方のお説を伺おうとも私の中の聖天さまは何も変わらないのです。
聖天尊は猿田彦という説が昔からあります。まあ、神仏習合の果てに出てきた俗説でしょう。そう思いたい方は自由だと思うけど、私は思わない。
なんでも共通点を見つけて関連付けるのはよくある間違いだと思う。
これという根拠はなんにもない。良く聞く話としてはむしろ伊勢の内宮外宮に当てることの方がポピュラーです。