羽田談
在家の密教修行は護身法で始まり結縁灌頂でその頂きというべきでしょう。
結縁とは文字通り、自分が有縁のみほとけと自分を結ぶ密教修行です。
ただし諸山により特徴があります。
真言宗諸派は概ね大日如来。
天台宗の比叡山は阿弥陀如来、寺門の園城寺は胎蔵界の五仏ですることが多いですね。
特殊な例では成田山で行われた不動明王の結縁灌頂
信貴山真言宗で寅の年に行われる毘沙門灌頂。
どれもありがたいですが、スタンプラリーの様に多く受ければそれだけいいとか、すごいなどというものでなく、まず信仰する御仏や自分の属するお寺の御本山で受けさせていただくのが本来なのです。