金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

創造主は作るものにあえて優劣をつけるか?

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「つい最近まで、動物は複雑な思考ができないと考えられ、研究もほとんどされてこなかった。ところが近年、動物の認知やコミュニケーションに関する研究が進むと、驚くべきことが分かってきた。人間が手に入れたもの、失ったもの 山極 動物も、人間の言葉のようなアウトプットの手法がないだけで、仲間との会話や思考はあるのかもしれない。動物の心や思考は豊かなんです。 ところが、それはあまり知られてこなかった。理由の一つは、人間こそが動物の頂点であり、他の動物たちはもっと下等な存在であるというヨーロッパ的な思い込みがあったから。 鈴木 本当にそうですよね。今までも動物の言葉や心理についての研究はありましたけれど、どれも「動物はどれだけ人間に近づけているか」、つまり僕ら人間を基準として、それよりも劣る動物たちの能力はどの程度かを調べるものばかりだったと思うんです。いわば、人間との差分を測るスタイルです。 」

 

愚かなのは彼らをあたまから下等な生き物と思いこんできた人間の考えだ。

「人間こそが動物の頂点であり、他の動物たちはもっと下等な存在であるというヨーロッパ的な思い込み」

これこそは即ちキリスト教神話の愚だ。

真に造化の神がいるとすればみなそれぞれに優れたものを作るに違いないのだ。

わざと自分の作品に優劣つけてものを作る芸術家などいないのと同じだ。

生き物はみなそれぞれに素晴らしい。