私のような仕事をしているとよそから念だの業だのと色々来る。
どうしてもそうなる。
例えば霊障でなくても、ある病気を治すと色々と介在している霊の邪魔をすることになる。例えばこの人が病気でいてくれた方が都合がいいという人たちもいる。そういう人の生霊。
前世でうらみがあるから苦しんでいい気味だと思う死霊もいる。祈祷すればそういうのも結局は敵対することになるんです。
まさに冥府魔道の道。
人を助ける気持でも逆の立場からはそう思われないこともある。
特に見えない相手からはね。ここ忘れちゃいけない。
だから表でお陰様でと言われる裏にはお前のお陰で…という恨みの声も同じくらいあるわけです。
だから、私はこうやって喜ばれることをしているんだから、もっともっと幸せになってもいいんじゃないの?なんてオメデタイことは思ったことはないですね。
ま、それでそういうのにやられちゃうと俗にいう「受けるということになるんですね。
私自身はそこは強いほうです(というよりそうでないとこの仕事は無理です)が、それでも月の運気が低下した時なんかは周りに飛び火して死ぬ生き物もいる。
魚だとか小鳥は弱いですね。
そういう時はばたばた死ぬ。
別に身代わりに飼っているつもりは無いから何とかしようと思うけどこれが難しい。
自分はあんまり受けないんだけど。正直な話。できることならそういう自分の寿命なんか少し減ってもいいから、その分鳥や魚を助けたいと思うけどやはりなかなかそうもいかないらしい。
私の分をしょっているとかではないけど、霊的攻撃は弱いものから受けてしまう。私はないからいいけど妻子があれば当然そこにも行く。
だけど猫は強いね。
そういうのには。
鉄壁にバリヤーが効いている。
さらに一緒にいるとこちらが霊的に強化されることすらある。
「猫陣」といってもいい。
霊的エネルギー注入してもらえる。(で、飼っているわけじゃないですよ)
大体、魔性を宿すとか化けるとか言われている動物は霊的に強い。
魔法使いって猫とかフクロウとか連れているけど、あれは正解です。
その手の動物は生来魔力があってそういうの受けないんだね。
犬なんかはやはり受けちゃう動物。
大きい鳥でもインコやオウムはコミュニケーション強くて飼えば人間とつながりたがる。そうい生き物は気の毒だけどうけやすい。
人間でもそう。さみしがり屋で人情にもろい人ほど受ける。
だからある意味、情が薄いというか「そんなの関係ない」的なとこがないともちません。
だから私も「そのようなことは私の知ったことではない」を口癖にしているんです。
此れ一種のおまじないでもある。
逆にいつもいい人だと思われ感謝されたい、皆に愛される人間でありたいからやる・・・なんて仕事じゃないね。
そういう人種には一番不向きな仕事。それが加持祈祷。
加持祈祷でなくても宗教家はある意味そうでないと無理だと思います。
かのインドの聖人マザーテレサも極めて峻烈な一面を持っていたといいます。
そういうこと言うとイメージが壊れるとかいう人もいるでしょうね。
でも、私的にはそうでしょうよ。そうでなきゃもつもんかねと思う。
大体基本的に孤独で群れない生き物はみなそういう霊的攻撃には強いですね。
それこそメッセージを無視できるからなんでしょうね。
人間も同じです。