行者が病気するとどうなるか。
西陣の聖天さまの谷田住職がコロナになったとき、出入りの霊感のある方の話では聖天様は心配して「住職にまんがいちがあればどうしよう」とオロオロされていたとか。
奥の宝稲荷様は「きたないものをもちこみおって!」とお叱りもあったらしい。
当初はさすがに辛かったが、幸い事なきを得られたそうで勿論、今はお元気だ。
生駒の湛海様が江戸で病気になった時の話、さては袖にした歓喜天の祟りかと思ったら、天尊が出現して「そんなことで、いつまでも我は怒ってはおらぬ。この病は宿業の病なればさすがに我もいまは致し方なし。」とねぎらってくれたといいます。
歓喜天とて何でもかんでも自由自在になるわけではない。
これはほかの神仏でも同じ事と思います。
谷田先生も幸い、予約に構わずたまたま空き時間に出会い的確な治療を受けられたそうです。
そこは天尊のみわざでしょう。
宿業のない人間はいない。