青面金剛の本地というのは長い間よくわからなかった。
でも薬師如来も青面金剛曼荼羅に出てくるのでやはり東方青帝夜叉で薬師如来かなと思う。
薬師様の瑠璃光というのも青に通じます。
もう一つは如意輪観音。
どういう訳かこれもマンダラ図に出てくる。
薬師から如意輪さん、如意輪さんから青面様という流れができていると思う。
青面様も怖い神様ですから本地はしっかり祈らないといけない。
金剛院教会で青面様信仰の方に如意輪様の香合仏をお勧めしたのはそのためです。
御利益がより確かになる。
暴悪さが抑えられる。
青面様はもとは暴悪の夜叉です。ある意味、聖天様以上に怖い。
それが阿多縛伽夜叉明王(大元帥明王)の調伏を被り仏道に転向しました。
如意輪様は大梵深音観音と言って天道の主宰を任された観音様。
大梵深音観音はすべての諸天神に勅令を下して意の如くに随えるといいます。
青面様に対する如意輪様。
ちょうど聖天様における十一面様みたいな存在と思います。
下は持寶庵さんのブログから