龍旦行者の精霊供養ですが早くもワンサカ餓鬼や鬼神が集まってきたので体調はだいぶ悪い。
霊たちがたくさん来たら霊感体質でなくとも多少に依らず体に出るものです。
まあ、それでも今日中に開白しないといけない。
こうなっては完全な病名のつく病でない以上は体調不良程度で延期は禁物。
ますます悪くなる可能性が否めない。
ここで倒れたら、いままで修行してきても允可は与えられません。
※夕方から行を開始した田阪行者
この法を授けて「一切鬼神招集陀羅尼」を唱えてから妙にワサワサしている。
風もないのに餓鬼幡が動いたりします。
「想え 行者広く 悲心を運んで法界微塵刹中の一切の餓鬼ことごとく雲集せしめんと」というくらいですからね、
僅かにとなえてももう反応して集まってくる。
そういうものです。
始まるのを知って集まってくるんですね。
彼らは別段、悪気はないけど油断すれば毒気に当てられてしまう。
ただ悪意のあるものもいる。
師匠の話では「七人みさき」なんか来てしまったら高熱が出てやまずに死んだ行者もあるという。
「七人みさき」は七人まで殺して引き込むという強力な死霊です。
殺すのは七人と限らない、まあ、霊的なブラックホールみたいなのだと思えばよい。
だからこういうことは厳格なトレーニングなしにはできないんですね。
教えてといわれてもあるレヴェルでないと危なくて絶対教えられない。
私自身も極力やりたくない。勿論、今は講員様以外はしておりません。
もともとのスタイルは施餓鬼なんですが治病や霊の障礙を除くことを主眼とする法です。そのための口伝や秘伝がある。
それには別に強い霊力とかは必要ないが「如法」ということが極めて大事です。
何も知りもしないで自分で勝手な事したり。術をイノーヴェ―ションしたり危険なことする人ははじかれて自然と辞めていくのが当院ですからそこは安心だけど。
護法たちはそういうの一番嫌がります。
なかには正直、こんなものをやらせる前にやめてくれてよかった。
「感謝だ‼」と思う人間もいる。