「エクソシスト 信じるもの」を見てきました。
新教、旧教、民間信仰の職能者、そして原点的作品で出てきたあの人も!
皆が一つに連携して悪魔に立ち向かおうとする。
信仰はそれぞれ違いはあれ人の苦難を救う宗教共通の立場が描かれている。
その意味でとても良い作品です。
この映画の中では悪魔につかれた少女が黒いものを吐く。
これは准胝独部法も同じ。儀軌では黒いお米を吐くとか言うけど。
黒いものが体から出ていくのはデトックスの象徴なんでしょうね。
人類にはおおむね潜在意識にそう言うイメージがある。
今日おいでになった在家修行者の方は准胝真言を何万遍もとなえたが、不思議な夢はおろか、何の変化もなかったそうです。
で、その後はもう数は気にしないで、ただただ念誦していたら、もう100万遍をとうに超えたある日のこと、夢に不思議な僧侶が出てきて錫杖で彼をお加持してくれたそうです。
そしたらバアアッと背中からえらく大きい黒いものが抜けていった。
そしてそれから秋になって今度は口から大きな黒いものを大量に吐く夢を見た。
「少しは業が解消したんでしょうか?」というけど間違いなくそうだと思う。
100万遍とはよく唱えましたね。
倦まず弛まず修行すれば必ず悉地はあります。
それにしても悪魔とはなんでしょう。
エクソシストに出てくるような悪魔はビナーヤキャやラークシャサ、ナーガのような実類の鬼神ではない。私は人間の罪悪感の「集合無意識」と思っています。
とはいえ大変恐ろしいものであることはそうでしょう。
ただそれゆえに悪魔は人間を離れては存在し得ない。
逆に言うなら人間がいるところならどこにでも悪魔はいる。