「ご健勝のこととお慶び申し上げます
十二月も半ばですがこちらは冬なのか?と思うような汗ばむ様な
陽気です。
○○と申します。今年、八月に友人宅の『猫のワカ』のご祈願をして頂いた者です。
その節は大変お世話になり、ありがとうございました。
夜分に直接お電話したにもかかわらず、「今から拝みます。」とお受けくださり感謝しております。
友人宅のワカ君ですが、病院の酸素室の入院から
打つ手がないとのことで、おうちに帰りました。
酸素ボンベで命を繋いでいる状態でしたが、
それでもゼーゼーと苦しそうな呼吸で意識も混濁していましたが
御祈祷して頂いたくらいからスースーと眠っている様な呼吸になり
穏やかに旅立つことができました。
本当にご神仏に穏やかに導いて頂けたのだなと
先生が快く御祈祷してくださった事に、本当に感謝しております。
ワカくんは、甲状腺の病気で苦い薬を飲み、
鼻腔内腫瘍を放射線治療しながら
その腫瘍を鼻から掻き出す手術も受け
目がほとんど見えなくなってからも毎日階段を降りて
お家の中をパトロールしていました。
飼い主様の父上が亡くなってからも
父上の「お母さん頼むで」の言いつけを守り
怪我や病気の絶えない母上を必死に守っている様でした。
今頃は「僕、頑張ったで!!」と父上に抱っこされて
誇らしげだろうなと思います。
送ってくださった『お地蔵様のお御影』は、
ワカ君の写真の前に祀っているそうです。
お心遣いありがとうございます。
今年の冬は寒暖差が激しく体調を崩す人が多い様です。
お身体ご自愛くれぐれもご自愛下さいませ。
皆様のご多幸と益々のご健勝をお祈りしております。」
この猫ちゃんは危篤状態で、まずは楽になることを優先に考え「理趣分祈祷」を致しました。大般若経600巻のうちでも白眉というお経です。
助からない場合も安楽に逝けるというお経です。
お経の功徳に似て多くの人や動物がそのように最期を迎えてきました。
不思議なもので不治の病気に手久しく苦しんだ方は拝み始めると、時間を置かず楽になってあちらに行く方も多いものです。
理趣分は不思議です。
合掌