ある女性から実家が絶家になるので墓じまいしないといけないが、その後の供養はどうしたら…?という話。
まあ、こうした悩みはますます増えるだろうし、いざ夫婦別姓ともなればより複雑化するだろう。
まあ、嫁ぎ先のお仏壇があるというが、そこに実家のお位牌を入れるのは遠慮しないとご先祖が肩身が狭い。過去帳もおきにくいだろう、
お墓自体無くなることだし、位牌でなくお地蔵様の御尊像を置いて信仰することをお勧めした。
幸いこちらは地蔵信仰を否定するご宗派ではないので仏壇におけます。
そして六道能化の地蔵尊は先祖がどこにいようと助けてくれます
宗派によっては地蔵尊を拝むことを否定しますが、私的には釈迦の付属を受けた二仏中間の仏である地蔵尊を否定することは釈迦如来への信仰の否定につながると思う。
同門のk師にいわせると師匠も最晩年は地蔵信仰の大切さを熱心に説かれたらしい。
地蔵弥陀同一体 遍照十方利益衆生
地蔵尊を選ぶ場合の大事なことは白毫があること。御手にもつ錫杖が輪が六つであること。の二点です。
白毫は等覚以上の菩薩の証です。
むかしのお像でないものもあるけど、それは多分に権現様つまり日本の神様の本地としての尊像と思う。
なお、最近見かけますが外国製の十二輪の錫杖を持つお像は本来は阿羅漢の像であり地蔵ではない。
地蔵の錫杖は六波羅蜜を現す六輪が正しいのです。輪が多い方が功徳が高いわけではない。