お盆に向けて地蔵尊三体がおみえになりました。
有縁のお方におわかちいたします。
わが師の体験においては未来にむけてもっとも強く押してくれるのは十一面観音
過去の業を最も清めるのは地蔵尊といわれていました。
晩年、師匠の身近であったK師はやはり晩年師匠が一番力入れて強くすすめたのは地蔵信仰だったと聞きました。
今回は先祖の供養 および滅罪生善を主眼としておりますが、地蔵尊は地蔵菩薩本願経に二十八種の御利生が紹介されています。
- 二十八種利益
- 天龍護念（天と龍が守護してくれる）
- 善果日増（善い行いの果報が日々増していく）
- 集聖上因（悟りの境地へ至る因縁が集まってくる）
- 菩提不退（悟りの境地から後退しない）
- 衣食豊足（衣服や食物に満ち足りる）
- 疾疫不臨（疫病にかからない）
- 離水火災（水難や火災を免れる）
- 無盗賊厄（盗賊による災厄に遭わない）
- 人見欽敬（人々が敬意を払って見てくれる）
- 神鬼助持（神霊が助けてくれる）
- 女転男身（女性から男性になれる[注釈 1]）
- 為王臣女（王や大臣の令嬢になれる）
- 端正相好（端正な容貌に恵まれる）
- 多生天上（天界に生まれ変わる事が多い）
- 或為帝王（あるいは人間界に生まれ変わって帝王になる）
- 宿智命通（過去世〈宿命、しゅくみょう〉を知る智慧を持ち、過去世に通ずる）
- 有求皆従（要求があれば皆が従ってくれる）
- 眷属歓楽（眷属が喜んでくれる）
- 諸横消滅（諸々の理不尽な事が消滅していく）
- 業道永除（地獄などの悪い場所に生まれ変わらせる業道(karma-patha)が永く除かれる）
- 去処盡通（赴く場所に うまくいく）
- 夜夢安楽（睡眠中に安らかな夢を見る）
- 先亡離苦（先祖・先亡の霊が苦しみから解放される）
- 宿福受生（過去に なした善行によって良い生まれを受ける）
- 諸聖讃歎（諸聖人が讃えてくれる）
- 聰明利根（聡明で利発になる）
- 饒慈愍心（慈悲の心に溢れる）
- 畢竟成佛（必ず仏に成る）
- 七種利益
- 速超聖地（さらに すぐれた境地へ速やかに進める）
- 悪業消滅（悪いカルマが消滅する）
- 諸佛護臨（諸々の仏が護ってくれる）
- 菩提不退（悟りの境地から後退しない）
- 増長本力（本来持っていた能力が増幅される）
- 宿命皆通（過去世の全てに通ずる）
- 畢竟成佛（必ず仏に成る）
さらに六道能化の菩薩として苦海に沈むあらゆる衆生をお救い下さいます。
お地蔵さまは三体いらっしゃいますが皆少しずつ違います。
古いですがいずれもアクリル板の着いた簡単な木の厨子が付きます。
地蔵尊 その一 緑の輪光背を背負われたお地蔵さまです。
地蔵尊その２ 金の光背のお姿です。
その３ 上の二つの地蔵さんとはお袈裟の色が違います。翆の宝珠をお持ちです。
ご希望の方はお問い合わせください。地蔵尊供養法を各一座して、ご先祖の菩提をお弔いします。
厨子から出して仏壇に置かれましても浄土真宗以外の御宗派には地蔵信仰がありますのでさしつかえないものと思います。
お家が浄土真宗のお東さん、お西さんなどの御宗旨の方は仏壇と別に安置してお祀りください。
講員限定 委細はメールや電話などでお問い合わせください。
希望のお姿のお地蔵さまがあれば承りますが、先着順になります。
普通このくらいの大きさのお地蔵さまは錫杖に輪がないものが多いですが、そこはきちんと基本に乗っ取り、「六波羅蜜」をあらわす六つの輪をつけてもらいました。
お地蔵さまは毎日、夜明け前に地獄を歩いて出会う人を救う有難いお方です。
お地蔵さんはすべて行く先がお決まりになりました。
合掌
