現代では「差別」「偏見」と言われるであろうこの人たちの家族や周囲の否定的反応は、少し前までは当たり前の反応だった。
私が学部(心理学)のころはこれは一種の「病気」であると教えられた。
今もってそう思う人そんなような認識だったと言っても過言ではない。
もっと昔は「変態性欲」甚だしくは「不具者の一種」という認識もあった。
教育委員会の指導でもそういう傾向の子供がいれば、これは是正の方向へもっていかないといけなかった。
最近はまるで違うが人は価値観の変化にそんなに急に舵を切れない。
それを「許しがたい無理解な差別偏見の人たちだ!」と非難するのもまたひとつの「無理解」なのだと思う。ストレスのない日々を暮らせることをお祈りする。
一方で拒否されても忌避されても勇気をもって家族に丁寧に対応するこのお二人にはまったくもって敬服する。
強く幸せに過ごして頂きたい。