金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

宝生竜王

御主人を若くして病で失われた奥さんから、主人が祀っていた「八大竜王」をご長男が祀るので施主の「祈りかえ」をしてくれと言われました。
元々これは信徒総代様のところにお祀りしたものですが、龍神さまは海の神様というので海洋業をしている妹さんの今は亡き御主人にゆずったもの。
さて早速に「八大龍王法」で祈ると御霊示がありました。
まずその御主人の霊は龍様と近い一緒のところにいるようです。
拝んだらまず出てきた。
どうも竜王様の御指図なのか、それとも自分が竜王様の力を借りているのかしょっちゅう海に行っているらしい。そうしては家に戻ってくるの繰り返し。
そして俺の好物をあげてほしいと言われる。コーヒーだそうです。
それから龍神さまは「八大様」ですが名前を「宝生龍王」として拝み、南無宝生竜王と唱えてから竜王真言と如意宝珠真言をあげるよう指示されました。亦、次男さんのことを気にかけているが、みなこちらから見ているから安心せよとのこと。
前の「田沢湖の辰子像」のとこでもはなししたけど実類の竜は野生動物と同じで私たちと関係なく生活しています。
これに対して人間に積極的にかかわっている拝まれている「龍神さま」はちょっと違うスタンスに立っています。
でも龍は我々と違う生き物なので龍との関係には「つなぎ」が必要。
普通は観音様やお不動様を祀るのですが、この御主人はその「つなぎ」の一人になっているのかもしれないです。
龍と付き合うのが上手な人は背後にそういう霊的仲介者が存在します。

お像を引き取りに来られたので聞いてみたらやはりコーヒーがお好きだったらしい。
亦次男さんと特に仲が良かったこと。
最期には臨終の時に丁度仕事の依頼があり、耳元で奥さんが「お父さん仕事が来たよ。」とささやいたそうです。
それで海にいっているのかどうだか・・・。だとすると「臨終の一念」ですね。
亡くなる間際の一念で後生は決まるといいますからね。御念仏と一緒。

霊の世界のことはハッキリとは判らないけど体験的なことから考えると、人は若くして亡くなると普通に亡くなる寿命まで、この世に近いところでなんかしら用事をしているのかもしれない。この世の続きをしている人が多い。
天寿を全うした人はこういうタイミングではあまり出てこないですね。
いつもいいますが、こういうのは加持感応の一種です。三密加持です。
霊能者でないからこちらから見ているのではなく、拝んだ時に神霊から教えてもらった時だけの受け身のもの。
だからものをみただけでわかるのと違い「うちのもみて?」はできません。
ましてや、お参りついでにお金かけずに聞いちゃおうなんて思っても・・・普段はそういうの全然ないから何ひとつわかりません。
稀に判ればその場でケチらず言ってあげることの方が多い。でも私の場合、そういうときでも霊障ではなく霊的守護関係のほうですね。
やはり、それだから私が判るのじゃなく向こうから教えてくれるんです。霊障の場合は悪霊からわざわざ正体なんて教えてきません。
そこは拝んでなんぼのものです。
また、拝まないといけないのだけど、いつもそういうお告げが出るとは限らない。むしろ滅多ないんです。
だからお告げ目的の仕事としてはやれないんですね。
私の場合は判ってもその程度です。
羽田のとこお参り行ったらなんとなく話しているうちの何か霊的なこと言ってくれるのでは・・・?という期待はマッタクできないわけなのです。あしからず。
そういうのご希望の方は私ではなく信頼できるお近くの霊能者へどうぞ。
但し自己責任で願います。