金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

ぼうのつの桜

夢で「ぼうのつの桜」というのが出てきた。そこは港町で、そこに桜を見物する女性の三人連れ、彼女の一人は霊能者でここにくると霊能が高まるので、霊能者の仕事をしている訳じゃないけど仕事という名目で毎度きていますというそんな夢。「フ~ン」ってな夢。
それで早速朝起きて調べたら、鹿児島南さつま市に「坊津」という町がある。なんとヤマザクラが有名なんですね。やはり鹿児島県ですから南国で3月ごろからさくんだそうです。
「ぼうのつ」ってところが本当にあるなら、夢のとおり桜があるなら行ってみようかと思ったけど鹿児島じゃちょっとやそっとじゃ行かれないよね。
でも私の好きな熊野権現様があるみたいです。速玉社様ですね。
熊野さまは南紀琉球とか鹿児島とか南国が好きな神様ですね。南国にいって神社見つけて「なんの神社かな?」と思うと熊野様がとても多い。
おそらく補陀落渡海で漂着した人が信仰広めたのでは…と思います。

大体私は少年時代「熊野森」というとこで育ちました。
でも当時はどこに熊野さまがあるのか知らなかった。
お諏訪さまは近くでよく夏祭りに行きました。
昔20代くらいのころは夢でお諏訪さんの夢見てそれ以来、ちょとした霊感覚があったのですが・・・かえってそんなもの修行の邪魔!というので熊野本宮にいったら熊野さまがとりあげてしまわれた。
私と一緒に修行していたどこだかの神さんの配下の狐さん(お諏訪さんかな?)がそれをしていたらしいのだけど、私の得度を契機によそにいって修行することになったそうです。
「まあ、俺はいなくなるけどな、しっかりやれよ!」ってことでお互い分かれたわけです。

実はそんなのは私は全然知らないんですけど…これは多分師匠が霊媒してくれた結果の話でしょうね。
よく師匠は私の姉弟子相手に修験流の霊媒祈祷を使ってたから。
霊感無くなったと言ってらしばらくしてそう話してくれた。
そのころは手相とか知らないんだけどなんとなく掌見てなんでもわかった。
手相ったって線でどうこう判るんじゃないんです。線見ていると色々浮かぶだけ。だから「手相」じゃなく「手鏡」というものだった。アメリカの諜報部が開発したリモートビューイングみたいの。

あのままいってたら、愚かにも「よし!霊能者で行こう。」と思ったかも…まあそうならなくて本当に良かったと思います。
熊野さま有難うございます。
それで33年たったら狐さんが戻ってくるという話が師匠からあったのですが…いまだに凡人のままですね。

「俺はあれから33年修業してそこそこになったけど、お前は駄目だな。いまだに俺がペア組めるようなもんじゃないな。」って狐に見かぎられれたかな?
いまごろはもっとレベルの高い人とペア組んでいるのかもね(笑)
まあそれでいいんです。私にはいざとなると飯縄様がいるし、そのへんはなまじ霊能なんてあるより鈍感な方が生きやすいから。