最近「五体加持」の仕事が多い。
今日お加持した人はピョンピョン撥ねる。これ狐憑きの特徴です。
狐憑きは普通の精神病とは全然違う。狐がおちればケロッと治る。今日の人は精神じゃなく喉が治らないので来ました。
お坊さんです。霊山に修行にいって一か月くらいたつのに喉がよくならない。それでお加持しました。
お加持始めたらもうすぐピョンピョンする。
どうも山の霊場で拾ってきたようですね。
ほかの行者さんが知らずに使っていた眷属さんですね。その行者さんからなんかの理由で離れて宿なし狐です。
かわいそうだが徳のないタカリの眷属には用はないので帰ってもらいました。
でも、こういうのは滅多ない。
壇にあがった段階で体が熱くなってくる。これ、霊の陽性反応です。
そうでないのはやはり純粋に肉体や精神がおかしい人。病気ですね。医療抜きでは駄目です。
この前の蛇霊もそうだけど、こういういわゆる離れた動物的な眷属は大した理由もなくついてくる。
だから放すのも実はそんなに難しくないのです。だって痛い目に合ってまで憑いている理由はほとんどないのですから。
あっち行けと言えば逃げていく程度。
動物霊を異常に怖がる人もいるけど…、
前にも言ったけどこういう動物霊は本当の動物で無く、我々の意識の中にある我々の作った動物のイメージ。そういう集合無意識の働きです。でもやはりちゃんと生き物ですよ。ある意味。
こういうのに比べて面倒なのはやはり人間の霊です。つまり何かしがらみのある関係。狐でもキツネと名乗る低級な人霊とかの方がタチ悪い。
所詮人間の相手は人間です。
そしてもっともっと、タチ悪いの何でもかんでも霊のせいにしたがるバカな人間です。コリャなかなか落とせんわね。
