金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

6月の飯縄奥の院まいり


6月の御祈祷で早やくもエゾゼミの鳴き始めた飯縄山へ。 

此れ、エゾゼミです。大きいセミでしょ。この写真は昔の奴ですが。
ヴィーン・ヴィーンというインパクトある鳴き方です。関東のセミとは違う。

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この絵は母が描いたもので大弁才天。仏画というよりは芸術作品として。これは斜めから撮ったので上手くとれていませんが..,
内陣にかけてありますが大きい。100号です。100号ははがき100枚分
私の母は画家ですので、私は小さいころから油絵の具のにおい嗅いでで育ちました。
私も高校時代までは画家になろうかとも思いましたが…そこまでの自信もなく無理そうなのでやめました。
最近還暦過ぎてまた趣味の一環でやろうかと思うけど暇がない。
母がまたステンノグラス作りたいから奥の院の色ガラス板持って来いというのであるだけ持ち帰りましたが重いのなんの・・・!
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「天狐通信」でおなじみ?これは飯縄の天狐様。いつもお世話様でございます。三面九尾の白狐です。これ作った仏師はそのあと急逝しました。
腕が良い先生でしたのに残念です。公開していませんが、本尊飯縄明神や秘仏「玉龍弁才天」も同じ人が作りました。あんまり強烈なもんばかりつくってもらったからかしら・・・ともちらっと思ってしまう。

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虚空蔵菩薩、弟子が求聞持法やりたいというので、それもあって奮発して買いましたが…結局は実現はしませんでした。まあ、縁が熟さなかったんでしょう。よく「ああしたい」「こうしたい」などと先のこと言うと鬼が笑うというがそんなもんですね。
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こちらは釈迦三尊
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金翅鳥院のもともとの紋。五芒星は五行思想、バン字は飯縄明神様を現します。シンクレティズム的に作りました。
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帰りに久しぶりにと戸隠中社にお参り。これはスバラシイご神木
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「宣澄社」横の飯縄様の石仏。宣澄さんは戸隠中興の祖です。天台僧でしたが最終的に天台、真言の勢力争いで敗れたといいます。今は中社の横でお眠りになっています。
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美味しいおそばをすぐ近くのレストランで頂いて帰りました。 合掌
明日は羽田から阿波鳴門に飛びます。