金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

「オンヒラヒラ蝶も金毘羅参りかな」


例の術者の方が授戒に見えて、後日その時の話をしてくれました。

飯縄様の仏像の周りに奇麗な緑色の蝶々の群れがいっぱい飛んでいたそうです。
勿論「霊視」という領域でしょう。
それがそのうちこれもまたそのうち、きれいな薄紫色に変わったそうです。

「なんでしょうね?」と聞かれたけど…私がそういうの見えませんからわかるはずもない。
私は鱗翅目(チョウやガです)は好きは好きですが・・・

「オンヒラヒラ 蝶も金毘羅参りかな」という歌もあるから天狗さんの化身かも知れませんねぇ・・・と言っておきました。金毘羅と飯縄は近い関係です。
讃岐の金毘羅宮には習合時代には境内に飯縄様が祀ってありました。

帰ってきて祭壇に上ってそのこと考えていたら「あれは霊狐どもが練習していたのだ」と言う声。
天狗ではなく霊狐だったのか・・?
それにしてもなんの練習だろう。

と・・・
「飯縄の天狗には行者天狗(戸隠・飯縄山系の修験者の霊)と狐天狗とある。狐天狗は霊狐が人間の姿をとったものだ。これらの天狗の世界は普段は各々別に存在する。お上(飯縄明神のこと)自らが人の姿をとったのが飯縄三という天狗だ。狐天狗の方が古い。大天縛、小天縛というのがそれだ。これらとはまた別にタカツトリというものもおる。」と言われました。
とすると私がかかわっているのは行者系でなく狐系なんですかね。